防具かついで新婚旅行? 2月18日(日)
2007年 02月 18日
実家の畳屋さんを継ぐため目下修行中だが、剣道大好きな彼は新婚旅行先のマレーシアへなんと防具を持参したのだ。
いくら剣道が好きでもそこまでやるかって、普通思いますが彼を知る私にとっては充分ありえる話です。
世界大会観戦中にマレーシアの垂ネームを見つけた彼は、新婚旅行前にインターネットで事前調査を開始しました。
現地の剣道関連の情報を見つけられなかったのですが、二刀流のことで書き込みをしていたマレーシア人にメールを入れたそうです。
その結果、彼から彼の先生を紹介され、無事稽古ができるめどをつけることができたのです。
新婚旅行の詳しい日程は知りませんが、土・日の二日間、夕方からの稽古に参加したそうです。
マレーシアでは日本企業の駐在社員やその家族、現地マレーシアの子供たち、大人が日本人会の施設を利用して稽古しているそうです。
道場はその施設の床張りのフロアー、六段の段位を持つ日本人の先生二人と五段のマレーシア人の先生が元に立ち指導されていたそうです。
稽古は子供たち中心の時間が4時から6時。そのときの参加者は子供たちが約30人、半数近くがマレーシア人の子供たちです。
大人は6時から8時まででやはり参加者は30人前後で、半数が現地の人です。その実力の程はわかりませんが、一般の大人でも7級という人がいたそうです。どうやら協会の資金集めのために頻繁に、細かく級ごとに昇級審査をしているらしいのです。
その国の事情は様々、毎月の給料が数万円の国で3,000円の竹刀を使って稽古ってこともあるわけですから。まだまだマレーシア剣道協会も大変なわけです。
こうして海外のいたるところで剣道の芽が花を咲かせ、世界大会という大舞台に出場するだけの実力をつけていくわけですね。その国の剣道事情に触れながらの新婚旅行は、楽しい思い出となったようです。