剣道再開組の中年剣士が生活習慣病と戦いながら剣道修行


by jdmn
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  ドーハでのアジア大会が終わった。金メダルの量産が期待された柔道だが、金8個のアテネ五輪から大きく後退し、過去最低の金4個に終わった。

 日本のお家芸と言われる柔道だけに寂しい結果となった。このニュースを受け、わずか3日目、剣道界にも激震が襲った。剣道世界選手権大会で男子団体戦で、日本はまさかの三位である。準決勝でアメリカに敗れ決勝戦進出ならずであった。

 大会のたびに外国人審判の判定に疑問を呈する向きもあるが、それはそれ。アメリカの実力は明らかであり、3勝2敗で日本を破ったアメリカの健闘を称えたい。

 柔道を例にあげて剣道を論じることは意味がないかも知れないが、少し感じることを書いてみたい。柔道の場合、有効、技あり、一本勝ちの判定で勝敗が決する。技あり2本の場合、合わせ技で1本である。

 そうしたルールの中、しっかり組んで1本取るのが日本の柔道スタイルだ。それに対して「組ませない、持たせない」柔道で挑んでくるのが外国勢である。相手の得意技を研究し、封じてくる。組み際の一瞬に勝機を見出そうと、必死で技を繰り出してくる。明らかに日本スタイルを意識した攻略法である。

 それに加えて外国勢の実力の向上である。世界に柔道が普及し柔道人口の層の厚さをみるかぎり、いつまでも日本のお家芸とばかりにいっていられない。

 剣道の場合はどうか。外国勢の剣道は身体能力の高さをフルに活かし、パワーとスピードの「力の剣道」を感じさせる選手は多い。剣道でよく言われるところの先の先、後の先といった理合いを感じさせる、というより打ちの速さ、強さが際立っている。

 特に韓国の代表選手は180前後の身長の高さを活かし、足さばきなどはステップを踏んでいるように前後左右と動く。振りの速さ、強さは相当なものだ。攻めとなれば、手数の多さは半端ではない。韓国勢に竹刀を打ち落とされる選手が何人もいた。


 団体戦は残念な結果だったが、個人戦では圧倒的な強さを印象付けた。決勝まですべて2本勝ちで勝ち進んできた日本勢には、これぞ日本の剣道というべき美しさと強さが感じられた。繰り出す技の一挙一動に会場が沸いた。北条選手と田中選手の決勝戦では、思いっきりメンに跳んだ田中選手に対して、見切ったように素晴らしいドウで応じた北条選手の1本勝ちとなったが、日本選手団の戦いぶりは世界の多くの剣道ファンを魅了したことは間違いない。

 
 
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by jdmn | 2006-12-18 14:52 | 剣道世界大会
 
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今月8日から10日まで台湾で開催された第13回世界剣道選手権大会は、期待された男子団体戦で三位、個人戦優勝候補の呼び声も高かった原田悟選手の予選敗退、個人戦にエントリーしていた米屋勇一選手が怪我による出場断念など波乱含みの大会でした。

 まずは試合結果の報告です。( )内は登録剣連。

 12月8日女子個人戦
 それぞれ予選を勝ち抜いてきたのは、やはり日本勢。準決勝は古室可那子(千葉)が下川美佳(鹿児島)にコテ、メンの2本勝ちで決勝戦に進出。一方、杉本早恵子(京都)が稲垣恵理(岡山)をメンで1本勝ちで決勝へと進む。結果、延長戦で杉本選手がメンで古室選手を破り優勝した。

 12月8日女子団体戦
 予想どうり韓国との決勝戦になった。ここでは女子の強さが際立った。決勝までの香港戦で5:0、ブラジル戦で4:0、ドイツ戦で4:0、決勝の韓国戦でも4:1で勝利を掴んだ。

 12月9日男子個人戦
 個人戦にエントリーしていた米屋勇一(埼玉)が、試合前日の稽古でアキレス腱断裂の怪我で不出場した。試合会場では車椅子で応援する米屋選手の姿が痛々しかったが、本人の悔しさ、辛さは察するに余りある。注目されていた原田悟(東京)だが、準々決勝の対戦相手Gil-Hyun Oh選手にコテで1本勝ちを許し敗退。しかし、順当にすべて2本勝ちで勝ち進んできた田中武志(京都)がGil選手をメンとコテの2本勝ちで決勝へと進出。

 今回は田中選手が積極的に繰り出す切れのいい技が会場を魅了した。旗は上がらなかったが、時折見せる片手突きに会場が沸いた。一方の決勝戦の相手は北条将臣(神奈川)。韓国のS.Kang選手との準決勝で繰り出したドウが、ここでも冴えた。思いきっり飛び込んでメンにいった田中選手に対してこれぞ胴打ちの見本のような抜きドウで一本勝ちを収めた。

12月10日男子団体戦
 強豪のハワイ勢、スウェーデン勢をすべて5:0で打ち破り、順当に決勝まで駒を進めると思いきや準決勝でアメリカに3:2で敗れてしまった。いかに強豪とはいえアメリカに敗れるとは、その思いは会場も同じ。アメリカの勝利が確実となったその瞬間、割れんばかりの歓声が会場に鳴り響いた。

 決勝戦では2:0で韓国の勝利となり、世界大会では初優勝となった。試合ではアメリカと韓国の剣道スタイルの違いが如実に現れた。アメリカはどちらかといえば日本同様に機を見てあるいは崩しての早い攻めを見せる。一方の韓国は打ちの強さ、振りの速さが際立っている。どんな体勢でも長身から繰り出すメンは破壊力がある。相手の竹刀を切り落としてのメンはまた見栄えがいいので、外国人審判はつい旗を上げてしまう。この力の強さに竹刀を落とされた選手が何人もいた。
 また、ステップを踏んでいるかのように前後左右に大きく動き、間合いをとる韓国選手のスタイルは独特だ。

 
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by jdmn | 2006-12-14 03:45 | 剣道世界大会