剣道再開組の中年剣士が生活習慣病と戦いながら剣道修行


by jdmn
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 9月もこの時期になると、朝晩の冷え込みでめっきり秋らしく感じられる。
 夏場の稽古は正直言ってキツカッタ。他の稽古仲間には悪いが、なるべく
無理のない稽古を心がけるということで、稽古中でも面をはずして水分補給
していた。

 そのくせ稽古が終われば、恒例の反省会と称して飲み会だけは皆勤賞で
ある。これには呆れられるのは当たり前か。稽古後の水分補給もしっかりや
っていた。大いに反省。

 ところで、遅咲きもいいところの中年剣士が、久々に昇段への挑戦の機会
を得た。11月の四段審査である。

 もっかそのために基本の稽古を意識的に行っている。
 時折り指導を頂く岩槻支部の山田先生(七段)からは、相変わらず「手と足
がばらばらだね。早く打ちたい、当てたいという気持ちがあるのか、上半身だ
けが前に行って、バランスが悪いね」と、お叱りを受けている。

 左足の送りから右足の踏み込み、打突のタイミングが時折り微妙にズレル
との指摘だ。
 気剣体一致の打突が基本の剣道にあって、なんとも致命的な欠陥ではな
いか。自分では気をつけていたが、これはマズイ。

 自分の打ち間というか、間合いを身に着けなければならない。若くはないにも
かかわらず打ち気にはやり、ためがないのだ。その際、少しでも早く打ち込み
たいと送り出す左足に弾みをつけるようにほんの少し沈むそうだ。それでタイミン
グを図っているように見えるらしい。

 見方によっては器用だ。そんな事に感心している場合か。
 その体勢で打っている限り、打突の瞬間の癖として見抜かれ、竹刀が上がっ
たところをいとも簡単にコテを取られる。気がつくのが遅い。

 これから1ヶ月、修正のための稽古だ。

 
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by jdmn | 2005-09-28 17:57 | 稽古日誌

無欲で攻めろ、勝機は一瞬の機にあり

 延長戦になってまもなく、先に仕掛けたのは耕平であった。
 気迫十分に前に出る。
 触れ合う剣先からお互いの勝負にかける気迫を感じる。
 「キェーッ」その気迫に負けまいとするかのように、声を出す。
 やや剣先を押さえつつ、面に飛ぶ。

 田辺もこれに応えるかのように面に乗ってきたが、双方の竹刀が互いの頭上で弾け飛んだ。
 「ここはしっかりと相手を攻め続けることだ」
 耕平は、ここで躊躇して待ち剣になることだけは避けたいと思った。
 田辺は遠間からでも思いきっり面に飛んでくる。
 
 相手のメンが元打ちになるくらい前に出て行く。試合巧者の田辺のことだ、不用意に面にいけば、出ばなをとられるかもしれない。面を打たせるために、相手も攻めてくる。
手元が上がったところを打つというより、攻めて手元を上げさせるといったほうがいいだろう。

 相手がスーッと間合いを詰めてくるタイプなら、その瞬間を出頭に乗ることもできるかもしれない。しかし、田辺はちがう。継ぎ足をせず、構えたその体勢のまま飛んでくるように感じた。

 「下がるな、前に出ろ」
 自分に言い聞かす耕平だが、このままでは勝負の指導権を握られてしまう。

 「考えるな、狙うな」
 健二の声がした。
 
 その声に、はっと気がついた。
 延長戦からすべてのはじまりと言い聞かせていた自分を見失うところであった。

 「勝ちにこだわるな。ここで思い切り自分の剣道をすればいい」
 相手はどのような剣道をするのか、自分より強いのか弱いのか、そんな勝手な思惑が
自分の動きを止めてしまうのだ。そうなっては、相手の思うつぼである。

 次の瞬間、耕平はここぞとばかり、無欲の跳びこみ面を放つ。だが、攻めきれず、つばぜり合いとなる。田辺は得意の引きコテをしかけるが、間一髪田辺の竹刀は空を切る。
 双方分かれたあと、今度は田辺が耕平の竹刀を払いながら間をつめ、面をしかけようとする。

 耕平はこれを剣先で押さえ、前に出る。打ち間を切られほんのわずか田辺が剣先を引いた。すかさず前に出る耕平の動きを見切ったように、田辺が小手を打ってきた。

 耕平はそれを素早く見抜き、面に応じた。
 結果的には耕平の抜き面が決まった。
 気持ちの上では出頭をうまく捉えたメンだと思った。

 審判の旗が耕平のメンに一斉に上がった瞬間だった。
 この一戦を制した耕平に会場からは、大きな歓声が沸きあがった。

 かろうじて勝った耕平だが、仮に田辺が小手ではなく面に飛び込んでいたなら、分からない試合であった。見方によれば、思い切りのよさが勝敗を分けた一本だったのかもしれない。

(続く)
 
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by jdmn | 2005-09-19 23:25 | 小説「五代耕平の七番勝負」
冷房の効いた店では熱いコーヒーを 

 私が時折り利用するカフェといえば、スタバーかミスドーです。人との待ち合わせや簡単な打ち合わせ場所としても利用させてもらっております。先日、たまに行く地元のミスドー、つまりミスタードーナツに行ったときです。いつものようにドーナツとコーヒーを注文しました。

 店員が当たり前のように、「コーヒーすぐお作りしますので12、3分お待ちいただけますか」という。「アメリカンコーヒーのおかわりはお気軽にお申し付け下さい」の看板が下がっているのに、気軽に注文できないではないか。

 私は注文したドーナツを前に、コーヒーがドリップされるのをじっと待った。このくそ熱いさなか、ホットコーヒーを飲む客はいないのだろう。たまたま切れていたのかな、と善意に解釈したのだが、そういえばこれまでも何度かあったことを思い出した。

 そこで私は、さもクレームだとわかると店員も恐縮するだろうからと、不自然な笑みを浮かべながらもさりげなく聞いてみた。

「たまにコーヒーがないときがあるけど」

 まじめな店員クンはまたしても当たり前のように、「30分経つと苦くなるので捨てます」と説明。なるほど店はそこまでコーヒーの味にこだわるのか、エライ。そこまではいいのだが。しかし、そのあとだ。「次の注文が入るまではドリップしません、マニュアルでもそうなっています」店員クンが明るく答える。

 ドーナツとコーヒーのセットメニューにこだわるファンは、運が悪いと、私のようにドリップするまで10数間待たされるのだ。

 多くの人が、ないといわれればほかの飲みものを注文するのだろう。細かなことと思われるだろうが、私はどうしても腑に落ちない。余って無駄になるコーヒー作りを極力控えたいという会社のコスト意識がミエミエだからだ。

 それは会社のマニュアル通りにやっているからと、あくまでも会社の視点でしか接客を考えないバイト君の態度にもある。悪気がないだけに客はつらいのだ。

 さらにいえば、客は「いつでも注文できると思っている」という心理を無視した一方的な会社の都合だ。

 なら、いっそうのこと店が望んでいることや店の本音を、お客にわかってもらうようにすればいいだけだ。

「30分経てばコーヒーの味が苦くなるので、気軽におかわりをしてもらいいつでもおいしいコーヒーを用意できるようにしています」
「時間が経ったコーヒーより、入れたてのコーヒーを準備しますので少しお待ちいただけますか」
「お急ぎでなければ、コーヒーを新しいものに変えます。12分ほどお待ちいただけますか」
 言い方もいろいろあると思うが。

 

 
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by jdmn | 2005-09-01 09:30 | 独り言