剣道再開組の中年剣士が生活習慣病と戦いながら剣道修行


by jdmn
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5月10日(月)
ニューヨーク剣道クラブの片岡さんがやってきた

 ニューヨーク剣道クラブの代表が片岡昇さんです。剣道7段です。渡米してすでに20年以上経ちます。ニューヨークにはいくつかの道場がありますが、同クラブは門人数も多く、先生の人柄か何年にも渡って稽古に励むニューヨーカーは多いです。稽古に通うのは、当然外国人ばかりではありません。ニューヨークで生活する商社マンや留学生など学生時代に剣道をやっていた方が、この機会にもう一度竹刀を握りたいと通っているそうです。

 片岡先生のもうひとつの顔が俳優です。マイケルダグラス主演のブラックレインでは、高倉健の息子役で出演しています。そしてもうひとつの顔が、英語発音セミナーのトレーナーです。自分が長い間ネイティブに通じる英語で悩んでいたとき、日本人のための英語発音の上達法を開発したのです。

 長年アメリカで生活している人でもなかなか難しいのが英語の発音だそうです。発音次第でまったく違う意味の言葉になり、当惑したり恥ずかしい思いをすることも少なくないのです。

 そんなこと気にしていてはコミュニケーションは取れませんが、それでもきちんと通じれば素晴らしいことです。片岡先生の発音上達法は画期的なもので、アメリカではロングセラーになっているそうです。

 実は今回の帰国の目的は、この教材をベースにしたセミナーの開催です。講師として東京、広島、神戸でのセミナーをこなし、その合間にも稽古に励んでおられました。

 実は私どもの会社でもこの春から先生の教材を扱うことになりました。230ページにも及ぶテキストとテープ6本で構成されているものです。このことにつきましては、機会を見てお知らせしたいと思います。

5月11日(火)
 剣道家が主役のミステリーを読みましたか

 「城崎・松山 剣魂の殺人」というタイトルです。作者は大野優凛子(ゆりこ)さんです。PL学園剣道部OBというからビックリです。そうでなければこれほどのストーリーは作れません。

 表紙ウラの作者の言葉で「何が正義で、何が犯罪かをテーマに書いた。そのためにも懸待一致の精神を持つ剣道をモチーフにする必要があった」と書いています。

 犯人を追い詰める警部は元特錬出身、捜査の才能を買われて刑事部へ配置換え、物語の随所に剣道を知っている、剣道を愛するものならではの話や仕掛けが織り交ぜております。
 
 感動の結末は泣かせます。どんな結末に持っていくのか興味津々で読みました。最後のきめは、まさに「懸待一致」の精神が反映されております。

 土曜日の稽古に米山さん、関口さんが参加される予定です。両氏ともに5段ですが、とりわけ米山さんは先日の6段審査(京都大会)に挑戦したばかりの実力派。県連の予備審査や稽古で磨きを掛けたあとの挑戦でしたが、残念。

 わずか1分そこそこの立会いで、合否を判断されるその根拠は何か。5段までの昇段判定とは明らかに違うものがあるのでしょう。まだまだ未熟な私などが口にするのもおこがましいのですが、昇段試験そのものを受けた後の彼の剣道が変わりました。楽しみにしてください。
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by jdmn | 2004-05-11 16:05 | 稽古日誌

いよいよ始まりました

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5月7日(金)
 連休のある日、子供たちと池袋へ買い物。東急ハンズが子供たちのお目当てだ。住まいのある埼玉県蓮田から直通なら宇都宮線で35分と意外に早い。間が悪いことに乗り遅れて大宮か赤羽で乗り換える通常の上野行きに乗車。車内で剣道雑誌に見入る白髪の紳士を発見。よくよく見ると戸賀崎先生ではないか。
 声を掛けようにもたった一度稽古をつけてもらったことがあるくらい。面越しに挨拶しただけで、先生にすれば初対面もいいとこだろうが、乗り換えで降りるときに挨拶する。

平成15年春、久喜市清久の田園に「神道無念流戸賀崎練武場・惠文館」が新築開館した。道場開きの稽古会に私も道場仲間と一緒に参加したことがある。何十人もの有段者を相手に、息ひとつ上がらず凛とした立ち姿がかっこよく印象的だった。

 それもそのはず、戸賀崎先生は「神道無念流戸賀崎道場の八代目当主でもある。福井兵右衛門嘉平が流祖だが、免許皆伝を受けた宗家・戸賀崎熊太郎暉芳から数えて八代目が戸賀崎正道先生である。

 無念流の剣は六代目の祖父、守惠に教わったという。埼玉県剣道連盟の役職も務め、現代剣道の振興にも熱心だが、練武場は神道無念流再興の拠点でもあるのだ。

 同じ年の3月、ニューヨークの剣心会を訪ねたとき、リーダーの来住野氏が久喜の戸賀崎先生とは剣道連盟のパリへの使節団の一員として参加した際に、ご一緒させていただきましたとのこと。これまた偶然だ。
 
 剣心会道場はブロードウエイのダンスフロアーの4階。毎週金曜日、同フロアーの一角を借りて稽古している。来住野研(きさのけん)氏は東京学芸大卒業後、国際武道大学大学院に進んだ剣道家である。関東高等学校剣道大会(1993年)優勝、同年全国高校剣道大会個人3位の実力者である。

 稽古には当地のアメリカ人のほか、コロンビア大学に留学している検察庁や警察庁、総務省の若手キャリアや企業の駐在員などが参加していた。稽古後のアイリッシュパブでの本格ギネスビールの味は格別。
 
 アメリカ人といっても韓国系、メキシコ系、中国系、アフリカ系と様々。それにしても剣道をやっている人間は、本当に好いやつばかり。ニューヨークには韓国人の経営する剣道場もいくつかあるが、そこをやめて入門する韓国系アメリカ人もいるという。剣道以前に日本文化、サムライ文化に関心があるアメリカ人は特にその傾向が強い。

 ほかの武道とちがい、剣道着や防具を揃えるのはお金もかかりたいへん。日本人とは違い、ある程度の年になってから防具まで揃えて稽古に励む彼らの意気込みは相当なものだ。
 時差ぼけで体調がいまひとつであったが、日本からのゲストとあってはしっかり稽古をしなければと、おじさんはがんばった。

 やはり事務局の責任者である梅村恵子さんは、1999年度米国ミシガン剣道大会の個人優勝、1999/2000/2003の各年の米国東部剣道大会で女子個人優勝の経験を持つ。初心者に対する丁寧な指導振りは、本当にやさしいお姉さんといった感じ。

 次回はニューヨークでもその名を知られる「ニューヨーク剣道クラブ」について紹介します。
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by jdmn | 2004-05-10 17:31 | 稽古日誌