これぞ生涯剣道 11月8日(木)
2007年 11月 08日
お話の主は清藤幸彦範士八段(奈良県剣道連盟相談役)です。先生は7歳から、親に無理やり剣道を習わされたそうです。本当は、野球がしたかったとのこと。
先生は子供の頃、基本を徹底的に叩き込まれました。現在、77歳、今でも週に、朝稽古を2回、夜稽古を4回、そして1000本素振りは、毎日しているとのことです。
清藤先生の講話 講義資料から、Tさんが感動した部分を抜粋して紹介します。
1.剣道の本義
★平常心の養成
気力が先につながる。気と間で攻める。相手の変化に応じて打つ。決して自分だけの変で、 調子で打たない。
★打たれて修行する。
早く我を捨てることによって、早く道筋に入ること。
★自分の一番好きなことをやっている様な気持ちで、楽しくやる。
★年令相応の稽古を行う。
★心は常に中央に、竹刀は中心をはずさない。
★心気力の一致
心気力の一致とは眼に視、耳にきくところ、ただちに精神の働きとなり、精神の働きに応じて 咄嗟に技に現われ、その間円滑迅速にしてなんらさわりするところなきをいう。
77歳の現役剣士、少しでもこの思いに近づいていきたいものです。