剣道再開組の中年剣士が生活習慣病と戦いながら剣道修行


by jdmn
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

全日本選手権は寺本手が初優勝  11月6日(火)

 3日に開催された剣道全日本選手権を見てきました。結果はすでにご存知でしょうが、大阪府警勢が4強中3人を占めた中で、決勝は同府警の寺本将司六段が高鍋進六段(神奈川県警)を破り、寺元将司選手が6度目の挑戦で初優勝を飾りました。
a0013870_8454310.jpg

写真は寺元選手と高鍋選手の立会い
 明暗分けた10分間の試合時間
 10分間。今年から倍になった決勝の試合時間が明暗を分けたともいえるでしょう。試合開始3分過ぎたころ、高鍋選手が寺本選手の面を捉え1本先取しました。従来通りなら、高鍋選手の逃げ切りも可能だったかも知れません。しかし、残り7分近くあると、難しい。

 果敢に2本目を取りに来る高鍋選手。対する寺本選手は強引にも見えた逆胴(ぎゃくどう)でしのぎます。結果的に、これが布石となり、寺本は残り2分で間合いを詰めた高鍋のメンを奪い追いついたのです。下、下と攻めて上を狙う、これが見事に決まったと言えるでしょう。
 試合は延長戦へ。延長4分23秒、互いにメンを打ち合うが、竹刀を担ぎ気味にメンに跳んだ寺本が、一瞬早かった。 この瞬間寺本選手の初優勝が決まりました。

 期待の内村準々決勝で敗退
 注目の内村良一(警視庁)五段は、準々決勝で佐藤博光選手(大阪府警)に惜しくも1本負けで敗退し、残念でした。開始10秒、34歳のベテラン佐藤選手の立ち上がりを突いた思い切りのいい飛び込み面が決まりました。

a0013870_845193.jpg

写真は佐藤選手が立ち上がり10秒で見事な飛び込みメンで1本先取した瞬間というより旗が上がった瞬間でした。間に合わず残念

 連覇が難しい剣道全日本選手権ですが、相変わらず切れのいい技を積極的に繰り出す内村選手の勝ち上がり方を見ていると、連覇への期待が高まりました。しかし、試合開始早々佐藤博光六段に面を1本取られ、惜しくも破れました。

 この試合を見て感じたのが、佐藤選手の消極的な戦いぶりです。試合開始直後、佐藤選手の見事な飛び込み面が決まりました。内村の出頭を長身を生かした佐藤選手の素晴らしい面です。

 しかし、その後の佐藤選手は内村選手の懐まで竹刀を差仕入れ、打ち間を取らせません。作戦といえばそうですが、あまりにも消極的です。内村選手は極端に近い間合いを嫌い、ひたすら後へ下がりつつ自分の打ち間を作りながらも果敢に攻めます。

 それでも佐藤選手は内村選手の攻めをかわしながら、間を詰め十分な間合いを作ろうとはしません。さすがに主審は合議を図ります。下されたのは佐藤選手の反則です。

 その後も上背のある佐藤選手に思い切りよく面に跳ぶも退かれ、届かない。次々と技を出すが惜しくも時間切れとなりました。

 主審の判断は会場内の誰もが納得するところですが、遅すぎるという声もあります。私もそう思いました。佐藤選手の面が素晴らしかっただけに残念です。この1本を守りに入ったと見られても仕方がないでしょう。

 久々な二刀流に会場が沸いた
 徳島県代表の山名信行(徳島県警)が全日本選手権では久々となる「二刀流」で出場すると、会場には「オー」とという歓声が響き渡ります。1回戦は今大会出場選手中、最年長の40歳で6回目の出場となる平尾泰錬士七段(東京・警視庁)に延長24秒、左手の小太刀でコテを決めて勝利。

 2回戦は延長戦早々、対戦相手の鹿野四段(山梨)にメンにいくところをコテを決められ敗れましたが、山名選手の戦いぶりに会場は大いに沸きました。全日本剣道連盟の記録によると「二刀流剣士」の全日本選手権出場は、1961年大会と63年大会に出場例があるだけだそうです。

 山名選手は「強くなるため、いろんなことを試したい」と、21歳から二刀流に取り組んだそうです。現在は県警機動隊に所属する32歳。初出場の大舞台に「出場できた上に、警視庁の大将も務めたことのある平尾さんと戦えただけで幸せ」と、マスコミの取材に答えていました。

 今大会から決勝戦の時間が5分長くなり10分になりました。このことで決勝戦は最後の最後まで気の抜けない激戦となりました。その結果が最後のメンの打ち合いとなったわけです。十分に楽しませてくれました。
[PR]
by jdmn | 2007-11-06 08:57 | 最新のニュース