剣道再開組の中年剣士が生活習慣病と戦いながら剣道修行


by jdmn
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軸足で思うこと  6月24日(土)

 剣道における左足は軸足として重要ですね。日頃の稽古でもたえず左足を意識して構えます。

 柔道でも軸足としての左足は重要です。実は高校時代は講道館で柔道を習っておりました。わずか3年ですが、友人に誘われて通った経験があります。

 相手の袖口と襟首をいかに効果的につかんで、技を仕掛けるか。引き手と軸足となる左足の送りが絶妙なタイミングで相手のバランスを崩すわけです。

 柔道の軸足で思い出すのが山下選手です。

  私とほぼ同世代の柔道家で山下泰裕さんの話をします。彼は今から22年前の1984年ロサンゼルスオリンピックで、金メダルを獲得した国民的英雄です。

 同大会無差別級の準決勝で痛めた足をかばいながら決勝戦に臨みました。肉離れを起こした右足を引きずりながら、畳の上に立つ彼の悲壮な顔は今も忘れられません。

 決勝の対戦相手はエジプトのモハメド・アシュラン選手、結果は山下選手の勝利に終わったのですが、アシュラン選手が山下選手の痛めた右足を狙わなかったことから、そのフェアープレーの精神を称えられたのは、有名な話でした。

 マスコミはこぞってこの話を取り上げました。オリンピックに相応しい話でもあったわけです。

 その一方でこんな話も当然出ました。

 柔道の場合も軸足は左、左足の踏ん張りがなければ技はかけられない。たとえ山下選手の痛めた右足が狙われても軸足の左足がしっかりしていれば、体勢は安定させられる。

 ラシュワン選手は当然、痛めた右足のために動きが鈍くなった山下選手の軸足である左足を攻める。痛めた右足ではあの大きな身体を支えることは難しい。そこに勝機を見出そうとしたのだ。

 武道家としては順当な攻めだったという話です。

 本当はどうだったのか、真意のほどはわかりません。ラシュワン選手にすれば本当にやりにくい相手であり、状況であったことは確かでしょうね。

 剣道の場合、山下選手のように肉離れを起こしてしまったら、到底勝負にはなりません。

 そんな状態では気剣体一致の打突が不可能になるわけですからね。
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by jdmn | 2006-06-24 06:09 | 独り言