剣道再開組の中年剣士が生活習慣病と戦いながら剣道修行


by jdmn
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久しぶりの映画鑑賞   3月17日(金)

久しぶりに映画をまとめて見た。ミューヘンとシリアナ、有頂天ホテルの3本だ。それぞれ話題の映画であるが、つくづく感じたのは民族問題、地域紛争、宗教紛争、国境紛争などの深刻な問題を抱えている国とそうでない国との差である。日本では社会派、政治的テーマの映画はなかなか製作されることはない。アカデミー賞候補になったミューヘン、シリアナの圧倒的な深いテーマに、打ちのめされる。

ミューヘンは私も記憶に残るミューヘンオリンピックの惨劇を題材にしている。その後のイスラエルとアラブのテロ組織との戦いを実にリアルに映像化した問題作だ。選手村がテロリストに占拠され、結果、11名のイスラエル選手らが死亡した事件だが、当時知りえなかった政治的背景や時代性をあらためて知った。また、最後のシーンで9.11のシンボルとも言うべきツインの貿易センタービルが背景に使われているのが印象的だ。これをひとつのメッセージと捉えるなら復讐の連鎖を意味するものなのだろうか。これについては感想の分かれるところだろう。

シリアナは、主演であり製作総指揮を務めたジョージー・クルーニーが、役作りのため16キロ太ってどこにでもいる中年男を演じている。実際はCIAの工作員なのだが中東の雑踏を歩く彼は、旅行者か駐在の商社マン。どこにもいる太目の普通の中年男である。それだけにリアルである。

内容について詳しくは紹介しないが、平和ボケ、お人よしの日本人にはお奨めの2本である。有頂天ホテルはレンタルで鑑賞すればいい。三谷幸喜は好きな脚本家であり監督だが、テーマとスケールがちがう。面白かったけどね。

とくにシリアナは、中東の石油産出国とアメリカ、アメリカなど大国の石油企業とイスラム過激派テロリストとの関係、それぞれが世界に及ぼす様々な影響力が描かれ、とくにアメリカの石油産業が国際政治に大きな役割を演じていることが、リアルに描かれている。
原作は元CIA工作員の暴露本である。映画化できたことが奇跡と言われた作品だ。どちらにせよ、この2本を鑑賞することによって、民族紛争や宗教紛争の根の深さ、アメリカの覇権主義をあらためて知らされるだろう。

そういえば、どこから見てもまっとうなタッチアッププレイを一瞬にしてアウトにすることなんか、平気でやる国なのだなアメリカは。アホなアンパイヤの問題で、国は関係ないというかもしれないが。一般紙でさえ「疑惑の判定」としたアメリカに対し、情けないのは日本だ。取り上げたのはスポーツ紙ぐらい。一般紙は冷静に現場の状況を解説し、当事者である監督のコメントを載せ、現地報道のシリを追っただけだ。

たかがスポーツ、たかが野球、本音のコメント出すのは大人気ないとでも言うのか。

悔しいの…。
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by jdmn | 2006-03-17 01:50 | 独り言