剣道再開組の中年剣士が生活習慣病と戦いながら剣道修行


by jdmn
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 有名な持田盛二先生の遺訓にこんな話があ
ります。

「普通基礎というと、初心者のうちに修得し
てしまったと思っているが、これは大変な間
違いであって、そのため基礎を頭の中にしま
い込んだままの人が非常に多い」

 持田先生は「私の剣道は五十を過ぎてから
本当の修行に入った」と言っています。これ
は心の修行を言っています。

 「剣道の基礎を身体で覚えるのに五十年か
かった」本当の修行はそれからだというわけ
です。どんな超人でも加齢とともに足腰が弱
ってきます。この弱さを補うのが心、心を動
かさない修行が五十歳からの修行なのだと。

 この言葉の重さを念頭に置いて、日頃の高
段者の先生の稽古を拝見していると何となく
うなづけることがあります。

 週に2回は道場で元に立つ82歳の先生は、胴
着を脱げば普通のご老人ですが面を着ければ
こちらの中途半端な攻めには容赦なく面を打っ
てきます。打ってくるというより引き出され打
たれてしまうのです。

 メンでもコテでも出たところをすりあげて打
ってきます。合わせて打ってきます。まさに出
頭です。待って打つのではなく攻めているから
速い対応が可能なのです。

 こうした稽古は大変勉強になります。なぜ打
たれるのか、なぜ間に合わないのか、そうした
疑問に明瞭に答えてくれます。

「攻めているうちは勝機が出てくる。待ってい
るだけでは勝てない」

「攻めているからわずかなスキにも対応できる
、崩すことができる。相手の出方を見ていては
駄目。それでは遅すぎる」

 そうなんですが、まだまだ修行が足りないこ
ちらはただただ感心するばかりです。

 先日、私が企画した昇段ための講習会でもそ
んなことが大きなポイントであることが、実感
できました。

 印象に残ったご指導の一端を紹介します。

 剣を合わせ、剣先の練り合い、さらに一歩踏み
込んで一足一刀の間合いに身体を入れる。攻める、
気力を十分に前に出る。相手がたまらず打ってくる
。そこに合わせて面に乗る。まさに後の先で打ち勝
つ。この場合、ただ相手の出方を見てしまったり、
打ってくるのを狙って出コテを拾うというのはいけ
ない。

 相手のメンに対しては一本にならなくても相メン
を心がける。どんなに早いメンでも受け止めたまま
ではいけない。応じて技を出すこと、すりあげ技を
心がけることが大事。

 応じ技、すりあげ技がどれだけ練れているかが五
段以上の昇段審査のポイントである。どんなに基本
に忠実で多彩な技を持っていても、十分な気力をも
って攻めて相手を引き出す、崩す、出てきたところ
を打つ、この方が断然見栄えがいい。

 お互い剣先を合わせたまま出方を見てしまい、相
手が思い切りメンで跳んできたら抜き胴で1本、ある
いは一足一刀の間合いでコテ、メンの渡りの技で攻め
るのは一見相手に対して優位に立ち会っているように
見えてもポイントは低い。

 立会いわずか1分そこそこである。気力の充実した攻
めで相手を引き出し、出頭を合わせてメンに乗る。ある
いは打って出てきた相手にすりあげでメンを打つように
心がけることが大事。

 どんな場合でも相手の攻めに対して動じないこと。相
手の技を受け止めたまま攻撃をかわすような事はしない。

 つい早い剣先に幻惑されて反応してしまう。ところが
熟練の高段者は動じない。

 本来の剣道は「ただ一撃にかける」「雑念を捨て切る
心を養う修行」
 
 地稽古ばかりの稽古をいくら時間をかけてやっても身
にならない。もっと基本に時間をかけろ。

 ほんのわずかですが先日の講習会で私達が受けた講義
の一端を紹介しました。
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# by jdmn | 2007-12-09 15:40 | 昇段のための講習会
 吉山満先生の著書を読み返していたときです。
著書の中で「N氏の完璧な立会い」の中見出しに目がいく。

 かつて京都の八段審査で吉山先生が「立会」をしていたとき、
「間違いなく合格するだろうと直感した」というある先生の話です。

 このN氏が誰あろう、過日私達の道場でも指導していただいた
警視庁の西川清紀八段でした。そのときの印象を同氏は著書の
なかでこう書いています。

「審査が始まるとその立ち姿が強く、美しく、揺るぎなく、修練どお
り保たれ、おのれの剣先の円内に相手の剣先を1ミリたりとも入れ
させない三殺を行い、打つと決めたら無心となって我が身を捨てた
「捨心剣」。太刀筋に乱れなく、打ち据えると心身の備えの充実した
残心をとる。パーフェクト」と。


 道場での異父堂々とした西川先生の立ち姿を思い出しました。

 七段、八段の審査は私達からすればはるか雲の上の方々のお話
ですが、直接ご指導いただいた先生の登場となれば別です。

 また、吉山先生の著書にもあるように「永きに渡り培った技術と、
人間が自己を超えるに必要な鍛えに鍛え抜いた修練の賜物で、剣
道の持つ純粋度を高め極めていく態度は高度の気高さがあります
・・・・・」と。

 そうなんですよね。道場での見事なまでの完璧な所作にも圧倒さ
れたものです。
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# by jdmn | 2007-11-15 07:22 | 昇段のための講習会
 街のあちこちでクリスマスツリーや華やかなイルミネーションが
飾り付けられ街並みが徐々に年末モードになってきました。

 今月末には埼玉や東京でも昇段審査が開かれます。

 もう少し早めに講習会をやってくれればいいのに、という声があち
らこちらから聞かれます。本当にその通りです。

 今回は来年春の昇段審査に臨まれる方を対象にということで
よろしくお願いします。

 さっそく申込みされた方には沖縄から来られる方もいます。
エッーと思いましたら、東京へ来たついでに参加されるということでした。

 吉山先生の著書も読まれて、この機会にぜひ参加をというわけです。
嬉しいですね。

 日頃稽古をお願いしている諸先生の中には、来年六段、七段の昇段
審査に臨まれる方が多数いらっしゃいます。

 稽古熱心な先生ばかりですから準備は十分出来ていると思います。
しかし、実際の合格率は10数%、七段にいたっては数パーセントです。
実力が拮抗している中での審査で合否の差はわずかです。

 今回の2日間にわたる講習会は、まさに強化合宿のようなものです。
こうした機会はめったにあるものではないと思います。ぜひ講習会参加
をご検討下さい。

 剣道は昇段が目的ではありませんが、ご自身の剣道の格が問われる
のも段位ということになるのでしょうか。

 

 

 
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# by jdmn | 2007-11-14 07:33 | 昇段のための講習会
 12月1日、2日(土、日)に講習会「昇段審査のための剣道クリニック」
 
 稽古時間がなかなかとれない一般社会人剣士に朗報

 「悩める剣士に贈る 剣道昇段審査合格術」の著者で知られる吉山満先生は、まさに悩める社会人剣士の求めに応じて、全国で講習会を行っています。

 「四段受審を19年経験し、五段は7回落っこちましての反省」と、吉山先生の著書にもあるように、昇段審査にはずいぶんご苦労された時期もあるようですが、六段と七段は京都で一発合格です。

 そんな吉山先生の体験から得た剣道観、効果的な稽古法、そして昇段審査に臨む際の心構え、審査に関するノウハウなど是非お伺いしたいと思います。

 2日間朝9時から夕方まで講義と実技、稽古です。凄く中身が濃いメニューです。

 参加を希望あるいは検討される方はメールでご連絡ください。2日間の主な内容と吉山先生のプロフィールを返信します。

 
 12月1日・2日の講習会の場所と講習内容は以下のとおりです。
 
 「昇段審査のための剣道クリニック」
 講師:吉山満先生(剣道教士七段)

 日時:12月1日(土)午前9時集合
 会場:蓮田錬心館(宇都宮線蓮田駅徒歩7分)
 内容: 9:15~12:00 講義
     12:00~13:00 昼食
     13:00~15:40 基本動作の足捌き
            防具着用しての基本打ち
     16:00~17:00 すり上げの応用動作
     17:00~17:50 合同稽古

         
 日時:12月2日(日)午前9:00集合
 会場:蓮田市の体育館施設「パルシー」
    電車で来られる方は蓮田駅より送迎いたします。

 内容: 9:30~11:00 応用動作・打ち込み
    11:00~12:00 予備審査
    12:00~13:00 昼食
    13:00~13:30 重点事項の補修習性指導
    13:30~14:30 合同稽古
    14:30~15:00 質疑応答      
    午前中はアリーナ(体育館)、午後からは2階武道場です。

 会費:12,000円 これには2日間の講習・昼食代・飲み物・送迎
         (2日目のパルシーまで)が含まれます。
         1日だけいずれかの参加を希望される方は、7,000円です。
         昼食代・飲み物代・送迎料金(2日目)を含みます。
 人数:20人

 申込み方法はメールかお電話でお願いします。
 詳しい講習会資料と会場案内図をお送りします。

 メールはshiota.nobu@gmail.com 電話は090-8871-9148(塩田)

 会費支払い方法は以下の金融機関までお振込下さい。
 
 三菱東京UFJ銀行 八重洲通支店 普通:0410988
 株式会社コンポーズ

 郵便局やジャパンネットバンクをご希望の方はその旨お知らせ下さい。
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# by jdmn | 2007-11-11 03:30 | 昇段のための講習会
 私の稽古仲間のTさんが、ある講習会に参加しました。そのときの感想を紹介します。私達のような社会人剣士にとってもたいへんいいお話です。

 お話の主は清藤幸彦範士八段(奈良県剣道連盟相談役)です。先生は7歳から、親に無理やり剣道を習わされたそうです。本当は、野球がしたかったとのこと。

 先生は子供の頃、基本を徹底的に叩き込まれました。現在、77歳、今でも週に、朝稽古を2回、夜稽古を4回、そして1000本素振りは、毎日しているとのことです。

 清藤先生の講話 講義資料から、Tさんが感動した部分を抜粋して紹介します。

1.剣道の本義
★平常心の養成
  気力が先につながる。気と間で攻める。相手の変化に応じて打つ。決して自分だけの変で、  調子で打たない。

★打たれて修行する。
  早く我を捨てることによって、早く道筋に入ること。

★自分の一番好きなことをやっている様な気持ちで、楽しくやる。

★年令相応の稽古を行う。

★心は常に中央に、竹刀は中心をはずさない。

★心気力の一致
  心気力の一致とは眼に視、耳にきくところ、ただちに精神の働きとなり、精神の働きに応じて  咄嗟に技に現われ、その間円滑迅速にしてなんらさわりするところなきをいう。

 77歳の現役剣士、少しでもこの思いに近づいていきたいものです。
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# by jdmn | 2007-11-08 06:21 | 独り言
 3日に開催された剣道全日本選手権を見てきました。結果はすでにご存知でしょうが、大阪府警勢が4強中3人を占めた中で、決勝は同府警の寺本将司六段が高鍋進六段(神奈川県警)を破り、寺元将司選手が6度目の挑戦で初優勝を飾りました。
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写真は寺元選手と高鍋選手の立会い
 明暗分けた10分間の試合時間
 10分間。今年から倍になった決勝の試合時間が明暗を分けたともいえるでしょう。試合開始3分過ぎたころ、高鍋選手が寺本選手の面を捉え1本先取しました。従来通りなら、高鍋選手の逃げ切りも可能だったかも知れません。しかし、残り7分近くあると、難しい。

 果敢に2本目を取りに来る高鍋選手。対する寺本選手は強引にも見えた逆胴(ぎゃくどう)でしのぎます。結果的に、これが布石となり、寺本は残り2分で間合いを詰めた高鍋のメンを奪い追いついたのです。下、下と攻めて上を狙う、これが見事に決まったと言えるでしょう。
 試合は延長戦へ。延長4分23秒、互いにメンを打ち合うが、竹刀を担ぎ気味にメンに跳んだ寺本が、一瞬早かった。 この瞬間寺本選手の初優勝が決まりました。

 期待の内村準々決勝で敗退
 注目の内村良一(警視庁)五段は、準々決勝で佐藤博光選手(大阪府警)に惜しくも1本負けで敗退し、残念でした。開始10秒、34歳のベテラン佐藤選手の立ち上がりを突いた思い切りのいい飛び込み面が決まりました。

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写真は佐藤選手が立ち上がり10秒で見事な飛び込みメンで1本先取した瞬間というより旗が上がった瞬間でした。間に合わず残念

 連覇が難しい剣道全日本選手権ですが、相変わらず切れのいい技を積極的に繰り出す内村選手の勝ち上がり方を見ていると、連覇への期待が高まりました。しかし、試合開始早々佐藤博光六段に面を1本取られ、惜しくも破れました。

 この試合を見て感じたのが、佐藤選手の消極的な戦いぶりです。試合開始直後、佐藤選手の見事な飛び込み面が決まりました。内村の出頭を長身を生かした佐藤選手の素晴らしい面です。

 しかし、その後の佐藤選手は内村選手の懐まで竹刀を差仕入れ、打ち間を取らせません。作戦といえばそうですが、あまりにも消極的です。内村選手は極端に近い間合いを嫌い、ひたすら後へ下がりつつ自分の打ち間を作りながらも果敢に攻めます。

 それでも佐藤選手は内村選手の攻めをかわしながら、間を詰め十分な間合いを作ろうとはしません。さすがに主審は合議を図ります。下されたのは佐藤選手の反則です。

 その後も上背のある佐藤選手に思い切りよく面に跳ぶも退かれ、届かない。次々と技を出すが惜しくも時間切れとなりました。

 主審の判断は会場内の誰もが納得するところですが、遅すぎるという声もあります。私もそう思いました。佐藤選手の面が素晴らしかっただけに残念です。この1本を守りに入ったと見られても仕方がないでしょう。

 久々な二刀流に会場が沸いた
 徳島県代表の山名信行(徳島県警)が全日本選手権では久々となる「二刀流」で出場すると、会場には「オー」とという歓声が響き渡ります。1回戦は今大会出場選手中、最年長の40歳で6回目の出場となる平尾泰錬士七段(東京・警視庁)に延長24秒、左手の小太刀でコテを決めて勝利。

 2回戦は延長戦早々、対戦相手の鹿野四段(山梨)にメンにいくところをコテを決められ敗れましたが、山名選手の戦いぶりに会場は大いに沸きました。全日本剣道連盟の記録によると「二刀流剣士」の全日本選手権出場は、1961年大会と63年大会に出場例があるだけだそうです。

 山名選手は「強くなるため、いろんなことを試したい」と、21歳から二刀流に取り組んだそうです。現在は県警機動隊に所属する32歳。初出場の大舞台に「出場できた上に、警視庁の大将も務めたことのある平尾さんと戦えただけで幸せ」と、マスコミの取材に答えていました。

 今大会から決勝戦の時間が5分長くなり10分になりました。このことで決勝戦は最後の最後まで気の抜けない激戦となりました。その結果が最後のメンの打ち合いとなったわけです。十分に楽しませてくれました。
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# by jdmn | 2007-11-06 08:57 | 最新のニュース
 12月1日、2日(土、日)に講習会
「昇段審査のための剣道クリニック」
 
 稽古時間がなかなかとれない一般社会人剣士に朗報

 「悩める剣士に贈る 剣道昇段審査合格術」の著者で
知られる吉山満先生は、まさに悩める社会人剣士の求
めに応じて、全国どこでも飛んできてくれるという。

 それならばと私も試しに、無謀にも先生に電話をしてし
まいました。吉山先生の著書も読んでおり、何といっても
述べられている内容は「一般社会人の方」を対象にという
かきだしから始まっています。リバイバル剣士といわれる
一般の剣道愛好家にとっても強い味方です。

 剣道日本の編集部の方を介して連絡を取り、さっそく講
習会の依頼をしてみましたところ、快く引き受けていただ
きました。

 何でも埼玉は青春の地、思いで深いところだそうで、話
はトントン拍子で決まってしまいました。

 「四段受審を19年経験し、五段は7回落っこちましての反省」と、
中見出しにもあるように、昇段審査にはずいぶんご苦労さ
れた時期もあるようですが、六段と七段は京都で一発合格です。

 そんな吉山先生の体験から得た剣道観、効果的な稽古
法、そして昇段審査に臨む際の心構え、審査に関するノウ
ハウなど是非お伺いしたいと思います。

 期日は12月1日、2日(土、日)
 会場は埼玉県(場所は未確定)

 両日共に朝9時から夕方まで講義と実技、稽古です。
凄く中身が濃いメニューです。

 会費は参加者の人数によって変動しますが、会場同様に
まだ未定です。

 参加を希望あるいは検討される方はメールでご連絡ください。
2日間の主な内容と吉山先生のプロフィールを返信します。

連絡先 shiota.nobu@gmail.com 塩田まで
 

 
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# by jdmn | 2007-10-22 01:19 | 最新のニュース
 中学校の保健体育の授業で武道が必修化されそうだ。
なんでも「礼儀や日本の伝統文化を伝える」ためだそうだ。

 これは昨年12月、改正教育基本法の成立を機に具体
化したもの。更に今年2月、教育再生会議が「武道などを
通じて、徳目や礼儀作法、形式美、様式美を身につけさせ
る」と提言したのだ。

 剣道や柔道の愛好家の間でも「競技人口の底辺拡大に
も良い機会」「礼儀・礼節を尊ぶ日本人の基本教育だ」とい
った期待感を持って受け止めているようだ。

 果たして現実はどうか。授業の一環で教える「武道」にそ
んな教育効果が期待できるのだろうか。

 実際、授業での指導は週に1回程度。指導のほとんどは
技の説明と実戦練習になるらしい。道場と違って生徒は授
業として受けている。基本をひたすら重ねて強くなる指導は
難しいだろう。

 武道というよりスポーツとしての側面が強調されるだろう。
授業の中で武道の「精神性や伝統」を教えるには、経験の
ある教師が必要だが、現実には剣道や柔道の経験のある
教師がどれほどいるのか疑問だ。

 言葉にすればもっともな話ではあるが、実際の教育の現
場でどう伝えるのか、更に具体的な指導の在り方をきちん
と議論するべきだろう。

 その意味では、今回の武道の必修化に関連して教育の現
場の声があまり上がってこないのが気にかかる。

 
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# by jdmn | 2007-10-15 04:07 | 独り言
 日本相撲協会がゆれている。朝青龍問題がどこかへ吹っ飛んでしまった。

 時津風部屋での新弟子死亡事件である。

 事件の経過については、連日マスコミが取り上げスポーツ界に限らず多くの
人の関心の的となっている。

 そんななか、夕刊紙の連載4コマ漫画を見て思わずため息が出てしまう。

 好きな作家であるやくみつるさんの「嘆きの週アタマ」を見てのこと。
相撲部屋の親方衆の再教育が必要とばかり、「親方教習所」を設置。

 指導者である民間のサラリーマンサービス業指導者が、「もっと頭を垂れる。
前屈できんのかキサマラ」と、北の海理事長や時津風親方らの竹刀で叩いて
いるのである。

 風刺漫画としては笑えてもこういう場面で、いつもの必須アイテムよろしく
「竹刀」が登場するのはどうかと思ってしまう。

 50以上ある相撲部屋に行けば、土俵脇にはかならずあるのが竹箒と竹刀
だろう。この事件で知ったが、最近は金属バットも使うようだ。

 竹刀はどのようなものかここで論じるつもりがないが、しごきや精神注入、
気合を入れるなどどんな理由があるにせよ、日頃の稽古でも竹刀の扱いに
は十分注意をはらう剣道愛好家の一人としては、いまひとつ腑に落ちない。

 竹刀で新人力士を叩く親方衆に一度聞いてみたいものだ。なぜ竹刀なのか。

 けがをさせず気持ちを伝えるにはもってこいだから、壊れにくく経済的、
神聖な精神注力棒のひとつ、バットより見栄えがいい、同じ日本文化、伝
統がある武道だから。

 以上のような回答が想定されるが、果たして真意のほどは。
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# by jdmn | 2007-10-02 13:23 | 独り言
 昨日、次期総理候補の福田氏と麻生氏が海外特派員協会で講演した。
留学経験のある麻生氏が英語で存在感をアピールしていました。ニュー
スでは細かな話の中身までは紹介されませんでしたが、日本のリーダー
の一人が英語でコミュニケーションできるのは頼もしいという感想だけが、
ニュースを見ていた茶の間には届いたことでしょう。

 剣道の世界でも海外で指導されている先生、あるいは派遣され現地に
赴かれる先生も言葉の壁は大きいと思います。

 以前読んだことがあるのですが、同じ内容でも顔の表現一つで意味が
変わることがあるのが外国語です。気持ちを表に表現するのが苦手な日
本人ですが、勘違いされることもあるようです。

例えばwho taught you? あるいはwho is your sensei?

 誰に教わったのですか?
 あなたの先生はどなたですか?

 という意味ですが、これらの表現をニコニコして話しかければ「こんな素
晴らしい剣道をどこで教えてもらったの」となりますが、ムッツとした顔で話
せば「一体誰がこんな剣道を教えたんだ」となってしまうそうです。

 ありがちな話でもあります。気をつけましょう。
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# by jdmn | 2007-09-20 08:28 | 独り言
 先日、地元で毎年恒例の市民剣道大会が開かれました。
少子化の影響もあってか近年子供たちの参加人数が減ってきています。
市内の道場や剣道教室、剣友会の中でも団体戦への参加人数が足りず、
個人戦のみの参加となるケースも増えています。

 毎年開かれている(今年で29回目)市民大会だけに、トーナメント戦を
総当り方式にするなど少ないなりに大会を盛り上げる工夫をしております。
実は私も大会運営委員の一人です。これから市内の剣道人口の底上げにど
のような改善が必要か、若い人たちと考えていこうと思っております。

 大会の話に戻ります。今年から一般男子の個人戦をシニアの部と男子成
人の部の2つに分け、中高年層の参加を呼びかけました。当然私もシニア
戦に参加しました。普段は審判や運営委員など裏方で汗をかいていただい
ている先生方も参加され、久しぶりに試合特有の緊張感を楽しまれたよう
です。。

 私ごとで恐縮ですが、結果は思いもかけず優勝させていただきました。
大会の最後に審判委員長から講評をいただきました。基本の部から小学生、
中学生、一般男子までそれぞれ大変素晴らしいお褒めの言葉がでましたが、
シニアの部には残念ながら厳しい内容でした。

 それは加齢に伴いある程度は仕方がないかもしれませんが、気剣体一致
が原則の剣道において、「気剣体が不一致、無駄打ちが目立つ。もう一度
小学生から基本を学び直したほうがいい」と酷評。トホホです。

 私の立場で言うのもおこがましいのですが、やはり稽古不足ということ
でしょうか。私は毎週2回ほど稽古に出かけますが、なかなか稽古が思うよ
うにできない中高年層は多いでしょうね。

 私が指導いただいている先生のお一人はすでに80というご高齢で、胸には
ペースメーカーを入れています。膝が悪く蹲踞もままならないほどですが、
私たちと稽古をされています。ご自分も稽古されているので、指導もより具
体的で実戦的です。

 まさに生涯剣道のお手本だといえます。私の父と同世代ですが、剣を交え
剣道の話をすると止まりません。本当に剣道が好きなんだと、その熱意と気
力、体力には驚かされています。

 最後に一言、やはり稽古です。稽古の積み重ねが全ての結果につながりま
す。これは私自身の反省でもあります。

 
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# by jdmn | 2007-09-11 06:41 | 最新のニュース
 前回の更新が6月ですから、何と2ヶ月ぶりの更新です。

 どうしたのかって、個人的な理由は数々ありますが、ちょっとした
朝青龍状態でもありました。仕事上の変化や体調不良でブログの更
新まで手が付かなかった、というのも大げさですが、人に厳しく自分
に甘い日頃の習性が出てしまいました。

 この2ヶ月、どんなに遅く寝ても朝の4時には目が覚めてしまいます。
もともと朝型だったので、そのまま起きて仕事のアイデアやプランの
原案作り特に暑い夏場はこの方がいいと思っていました。

 ところが、稽古でもすぐへばるし、疲れやすい。そういえば定期的に
行っていた検査もしていない。急遽検査へ行きました。

 私の場合、剣道を再開する理由として成人病対策、つまり糖尿病対
策があったのですが、少し油断をしていたおかげか数値が悪化してい
ました。

 主治医からは「肉中心の食生活をあらためること、酒を控えること」
前から言われていることですが、厳しく注意されました。

 食べ物に好き嫌いがなく、煙草は23年前にやめています。
しかし、毎日飲む酒量が問題かな。今は控えめに焼酎の麦茶割りや
お茶割りを4,5杯です。それでも多いかもしれませんね。

 私のような持病を抱えた50代は、この夏場は危険が一杯です。
冷房の利いた部屋と外の温度差はハンパではありません。
水分補給だけでは熱中症対策にはなりません。

 今は、意識的に酢やクエン酸、果実、たんぱく質を多くとるような
食生活に心がけています。

 お医者さんからは血圧を下げる薬、コルステロールを抑える薬、
血糖値を下げる薬を処方してもらいました。これでしばらく数値を
改善する努力をします。

 剣道を再開し始めた頃は体重が83㎏ありました。今は72㎏まで
落としました。剣道の稽古のおかげというより、稽古についていける
身体作りという意識改善が必然的に食生活の改善につながったの
かもしれません。

 
 今日の朝は比較的過ごしやすかったのですが、昼前にはいつも
の猛暑です。

 皆さんも健康に注意し、夏場の稽古は無理をしないように。

 それではまた。
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# by jdmn | 2007-08-24 14:15 | 独り言
  金成さんご兄弟が揃って出稽古に

 私たち錬心館でご指導いただいている山田先生の従兄弟の息子さんです。お二人も六段です。弟さんは先月5月の名古屋大会で昇段したばかりです。

 お二人とも大学まで剣道部で活躍され、現在は故郷の茨城県で剣道を続けられています。年齢が30代、40代ということで道場の同世代剣士にとっては良い刺激になったようです。また、今夏に昇段審査を控えている同世代にもいい稽古になりました。

 山田先生、金成両先生ありがとうございました。

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道場の師範代森下七段の面を抜いて胴で返す金成六段
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# by jdmn | 2007-06-14 11:53 | 最新のニュース

 「80歳の現役剣士 全国初の8段に合格」 という見出しで熊本日日新聞で紹介されていました。

 熊本県玉名郡玉東町木葉の崇城大元教授をされていた方です。、同郡剣道連盟名誉会長の緒方仁司さん(80)は、全日本剣道連盟の八段審査に合格したのです。当然、80歳での受審は初めてのことです。

 緒方さんの剣道歴は七十年。玉名中、熊本工専、九州電波監理局(いずれも当時)などで選手として活躍し、その後は県内で指導者として貢献した。一九七二(昭和四十七)年に七段になった後、八段審査は八二年から三十回目の挑戦だった。(新聞記事より抜粋)

 すごいですね。まさに生涯剣道のお手本のような方です。

 同じ熊本日日新聞にとても興味深い記事がありました。戦後の剣道界の置かれた厳しい環境を象徴するような話です。

 戦後、わずかな間ですが苦肉の策で使用された防具が紹介されております。

以下、記事と掲載写真を紹介します。

見出しは「幻の撓競技の防具を展示 GHQ剣道禁止で考案 」

 「戦後の占領期、旧日本軍の精神を思い起こさせるとして連合国軍総司令部(GHQ)が剣道を禁止した際、剣道の技術や精神を後世に残す苦肉の策として考案された「撓(しない)競技」の防具が福岡市の高校に寄贈され、校内で常設展示が始まった。

 フェンシングのルールを取り入れ、スポーツの要素を強めた競技。全日本剣道連盟によると、競技が行われたのは戦後のわずか数年間で、現存する防具も少なく、展示例は非常に珍しいという。

 防具は、福岡市南区の同市立福翔高校(清水昭男校長)の前身、福岡商業高校を卒業した古川研二さん(71)=同市東区=が福翔高に寄贈。

 撓競技では、剣道の面に当たる防具はマスクと呼び、金網で前を覆った。剣道の4つ割りの竹刀に対し、竹を8つに割って白い布で包んだ軟らかい竹刀を使用。剣道でいう面、胴、小手などの技を時間内に何回取るかで勝敗を決めた。」(熊本日日新聞より)

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こうした防具が残っていたとは驚きです。剣道の歴史を知る上でも貴重ですね。
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# by jdmn | 2007-05-23 12:16 | 最新のニュース
約3週間ぶりの投稿です。

5月の風は爽やかです。

何をのんきなことをとお思いでしょうか。更新が遅れて申しわけありません。

全くの個人的興味と関心ごとで編集した剣道愛好家コミュニケーション誌が発行されます。

タイトルは「剣友通信」と、いささかレトロでありますが、少し内容の紹介を兼ねて記事の一部を載せてみました。

GAISF加盟でどう変わる剣道の国際化
スポーツ競技化に揺れる日本剣道の将来

こんな見出しで剣道の国際化について、もう一つの側面、課題について書いた記事です。
以下は本文からの一部抜粋です。

「国際剣道連盟(IKF)は、2006年4月7日に韓国ソウルで開かれたGAISF総会にて加盟が承認された。今回のGAISF加盟により「Kendo」の国際的な統括団体として、国際剣道連盟の名前が広く認知されることになった。

略称GAISFガイスフ、正式名はGeneral Association of
International Sports
Federation。

 日本語で言えば国際スポーツ技団体総連合、世界最大のスポーツ団体である。
1967年年発足。本部はモナコのモンテカロ。なぜIKFがGAISFに加盟する必要があったのだろうか。当組織への加盟申請は、欧州各国の連盟からの要望が大きかった。現在、44の国や地域が加盟しているが、そのうち24団体が欧州からの加盟である。

 欧州ではIKFのような国際組織がGAISFに加盟していないと、正規のスポーツ団体として認められない傾向にあるという。つまり国際スポーツ競技としての「市民権」を獲得することで、政府から補助金を得たり、施設の使用許可が取りやすくなるなどのメリットは大きいという。

 日本と違い、剣道人口の少ない国や地域での剣道連盟の活動には、活動資金や稽古施設の確保は重要課題であるだけに、今回の加盟は各国の連盟にとっては大きな意義がある。

そしてもう一つ大きな理由があった。それはIKFが国際的な剣道の統括団体として認められる必要があったからだ。そこには類似団体の存在があった。韓国の世界剣道連盟がそれだ。IKFに加盟する唯一の韓国の剣道組織である大韓剣道会さえ否定的な組織である・・・・・」

 続きは「剣友通信」を手にとってごらん下さい。

 最後にそのほかの主な内容を紹介させてもらいます。

 中年リバイバル剣士の米国奮闘記
 初心者指導法のコツを探る
 中高年のための剣道クリニック
 日本の剣道に世界が沸いたー少年剣士の大会観戦記(世界大会)
 編集長のブログ編集記

 今後、毎月25日をめどに発行します。(大丈夫かな・・・)

 

 
 
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# by jdmn | 2007-05-21 16:50 | 最新のニュース
  久しぶりの更新です。連休いかがお過ごしですか。私はこの休みを利用してブログネタの整理です。そして前々から計画していた剣道情報誌「剣結友通信」の発行準備、剣道雑貨のネット販売の準備と、一応忙し連休を過ごしております。

 剣道雑貨についてご報告します。

 稽古仲間でもあります長江恵美子さんブランドの「竹刀袋」の製作・販売とオリジナル「打ち込み台」の製作・販売です。

 竹刀袋は織生地を利用したものです。竹刀袋について簡単に説明します。表地には、西陣など有名な織生地の中からデザインに合う色・柄をセレクトして仕入れ、裏にはとても丈夫な8号帆布生地を使用しています。(表地のデザイン・風合いによっては裏にシーチングやデニム、カツラギを仕様する場合もあります。)
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 底の部分には表地と同じ生地に接着芯を貼って後からまつり付けてあり強度を付けています。このつくりは、底がもし破れたり、穴が空いても同じ生地で修理可能ですし、汚れた場合には手洗い可能です。

 デザイン・製作の長江美恵子さんは、埼玉県大宮支部所属の剣道四段の女性剣士でが、彼女の本職はコスチュームクリエーターです

 服飾学校を卒業後、舞台衣裳製作のアトリエに所属、その後、フリーになり現在、舞台やミュージシャン、CM用コスチュームなどの衣裳製作をメインに活動中。

 これからあくまでも「織生地で作る竹刀袋の注文販売」をネット販売の目玉商品として、話題性と希少価値性を求めていきます。

 「打ち込み台」は、長野県で林業を営んでいる私の友人に製作を依頼し、このほど試作品が完成しました。大分県で長く打ち込み台を製作している田村製作所の田村社長のご好意で、同社製商品をモデルにさせていただきました。
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 連休後、試作品の試打やバランス調整などまだ販売までは、少し時間がかかると思いますが、近い将来ネット販売の予定です。

 現在、使用感のモニター調査を行うために、モニター販売を予定しております。近日中に詳細をお知らせします。
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# by jdmn | 2007-05-01 15:12 | 最新のニュース
 桜がぼちぼち開花してきました。早い朝でも寒さはありません。
散歩していても汗ばむ陽気となりました。久しぶりの更新です。

 先日、たまたま自分の稽古姿を撮ったDVDを見ました。一目
瞭然、自分の悪い癖が見て取れます。構えはそれらしくもあり
ましたが、思うほど体が前に出ていません。

 勢い、思い切り、気勢、攻めといった肝心なことが欠けており
ます。これも気力・体力の欠如からでしょうか。

 道場での稽古だけでなく、日常の生活の中でどれほど基礎
体力作りに励んでいるか、このことについては我ながら大い
に反省すべきところです。自分なりに理想とする打ちや稽古
に近づけたいと思いながら、どこか甘えているのです。

 金沢大の恵土先生の新著でもありました。「まず『体力』が
必要である。なぜなら、勝つ『技術』を身に付けるには、『繰り
返し練習』をする必要があるからである。この練習の繰り返し
に耐え得る『体力』がまず必要」と。

 勝つ技術など、中年リバ剣がたとえ話に出すのもおこがま
しいのですが、やはり動ける体作りと、精神力が必要という点
では若い人と同じです。

 恵土先生の著書の話のついでに、その中でお書きになって
いることについてもう少し引用させてもらいます。「超一流」と
いわれる全日本選手権覇者と、それ以外の選手との違いを知
るため、身体能力測定を行ったそうです。超一流の選手とは、
ともに全日本選手権の覇者の宮崎選手と西川選手です。

 その中での一つの結論が、「超一流選手は、一本を取るまで
の時間が短い」ということです。これは超一流選手が「早い段階
で相手の隙を見極めて、連打速攻をしている」ということです。
この連打速攻により「相手のペースをかく乱し、有効打突をきめ
ている」わけです。

 そのためにも「稽古は短く激しく、疲れたら休憩し、気持ちを入
れ替えてまた激しく行う」 これが、稽古のポイントと解説していま
す。短い時間に最大限の体力を出し尽す稽古を、日常から繰り
返すことが大切と言っています。

 息の上がらない稽古を身につけていくうえで、呼吸法が大きな
ポイントになりますが、歳相応に背筋、腹筋、下肢筋へある程度
の負荷をかけたトレーニングを継続的に行うことが大切だとつく
づく思います。

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写真は清水君と江添君の立会い
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# by jdmn | 2007-03-27 16:40 | 独り言
 先日、地元の武道館で四、五段の昇段審査会がありました。稽古仲間の数人が五段審査に臨みましたが、残念ながら合格できませんでした。

 五段ともなると技術的にも精神的にも指導者としての技量、格を問われます。わずか1分そこそこの立ち合いのなかで、その評価が下されるわけですから、何をもって合否の基準となるのか気にかかるところです。

 当然、打った、当てたの試合剣道ではありません。相手へのプレッシャー、そこで必要になる気勢、気攻め、気合が充分でなければと思います。相手を引き出す、押し返す、機を見て「起こりを打つ」。

 これは非力な私の唐突なイマジネーションです。

 また、ある先生が言いました。審査に望み、立ち礼から帯刀、蹲踞までの所作でその方がどのくらい稽古を積んでこられたかわかるというのです。

 蹲踞の詳しい理由はわかりません。たとえそれが神道の挨拶の名残であろうが、古流武芸の時代の略式座礼の名残であろうが、剣(竹刀)を交えるお相手に対しての最大の敬意を表すものであり、立ち合う覚悟を決めるという、その昇華された心の有りようを表していると思います。

 
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# by jdmn | 2007-03-13 02:37 | 独り言
 おやじ剣士さんコメントありがとうございます。
 
 本格的な剣道はほとんど私と同じ年頃、メタボ解消の動機も一緒ですね。

 今日は久しぶりに午前中に稽古に行きました。11日の日曜日に五段の昇段審査を控えているママ剣士が何人かいます。

 当日はたぶん男性と当ることになるでしょう。打ち負けないよう、当りに負けない、下がらない、そう考えたら、多少は稽古台になるかな、そう思い道場へ行きました。

 「押さば押せ、引かば押せ、押して勝つのが相撲の極意」

 剣道も同じことが言えますね。

 気攻め、気迫、位詰め、女性の場合はついつい男性の圧力に気負けししそうなときがあります。体や竹刀の物理的な差はいたし方ありません。

 審査だからといって表面だけ繕い、こじんまりまとまった剣道をしても結果は出ないでしょう。剣道の根幹は生きるか死ぬかのせめぎ合いです。

 剣道本来の精神に立ち、「面を打ち切る」ことを心がけて審査に臨んでください。

 
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# by jdmn | 2007-03-10 02:20 | 稽古日誌
  50過ぎてからも切り返し、打ち込み、掛かり稽古はできるだけ数をかけたほうがいい。これはすでに六段、七段の段位を持つ人の話ではありません。私の場合です。

 無理しないでくださいと、周りから気にかけてもらいながら若手と同じメニューをこなしている(つもり)。できるうちにできるだけ稽古を重ねたい、基本となる切り返しや打ち込みはとくにそう思います。

 最近、いただいた「ささやかさん」のコメントには40歳、50歳から剣道を始めた先生のお話がありました。四段受かるまでは地稽古なしで、切り返しと打ち込み、掛かり稽古をされていたそうです。

 そのおかげでほぼストレートに七段に昇段されたそうです。稽古姿が若々しく、きれいで迫力があるとか。生涯剣道の理想ですね。歳を重ねてから始めてもこうした鍛錬があったからこそですね。

 かの小川忠太郎先生は、切り返しと懸かり稽古だけを指導されたそうです。しかし、その「繰り返される単調な鍛錬の継続によって、心身両面において本当の意味での基本が身についていく」と、ある剣道雑誌で紹介されていました。

 

 
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# by jdmn | 2007-03-08 01:55 | 独り言
 平成13年の全日本覇者岩佐英範氏の弟さんだが、岩佐兄弟は警察剣道では有名な存在です。我が道場の師範、森下先生の稽古仲間というか業界人といいますか、皆さん楽しみにしてください。

 当日はたぶん早めに稽古をはじめます。ということは、早めに終わるということです。稽古あとの反省会(?)を楽しみにしている方も多いものですから。

 以前、何かの雑誌で読んだことがあるのですが、岩佐兄弟のお母さんも剣道六段だそうです。30代の主婦が子供たちの稽古風景を見ているうちに始めたそうです。

 道場に通わせているうちに自分も始めるようになったというママさん剣士は、うちの道場にも何人もいます。皆さん五段、六段の実力派ですが、毎週2回の稽古に熱心に汗をかいておられる姿に感心させられます。

 
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# by jdmn | 2007-03-01 18:47 | 最新のニュース
  剣道に限らず様々なスポーツ競技の大会で、韓国戦ともなると会場は異様な盛り上がりというか熱気に包まれる。韓国は日本に対しては特別な感情でライバル視している。

 先の剣道世界大会でも何が何でも日本に勝ちたいという雰囲気だ。それに対して日本勢は、あくまでも日本の剣道を世界に示しながらも強さを要求される。そのプレッシャーは相当のものだろう。

 日本の大会ではあり得ない応援団の歓声やブーイングは異様だ。一進一退の静かな駆け引きの中で戦う剣道の試合が、異種格闘技のノリとなってしまう。静かに見守る日本側応援団と、国旗を振り大歓声で応援する韓国側応援団とは対照的だ。

 その一方で、世界大会でありそれぞれの国が、自国のプライドをかけて闘うのだから、そこに必死の応援があってもいいのではないかという感情も理解できる。逆に自国の選手が一生懸命闘っているのに、ただただ静かに観戦するだけの日本の応援態度がほかの国には奇異に映るかもしれない。

 私も観戦していて日本を破った米国や主催国の台湾などの応援振りは、むしろ普通にみえた。しかし、ブーイングはしない。そこが他国と韓国ではちょっと違う。そこまでして勝ちたいのかといわれれば、「そこまでして勝ちたいのが日本戦」ということだろう。

 韓国のそうした感情の根底にあるのは何か。ここで両国の間に横たわる負の近現代史について語るつもりはない。しかし、先日の新聞で見かけた記事などでも同様のことが感じられる。

 一見関係なさそうで関係があるのだ。新聞記事について触れてみたい。

 終戦直後の朝鮮半島から引き上げた日本人少女の苦難を描いた自伝的小説が今、米国で話題になっている。「竹林ははるか遠く」と題されるこの小説を書いたのは、マサチューセッツ州在住の日系米人、ヨウコ・カワシマ・ワトキンスさん。

 1945年夏、母親と姉の3人で朝鮮半島北部の羅南から釜山までの過酷な逃避行を描いている。当時11歳だったヨウコさんの実体験をもとに、戦争の悲惨さを訴える内容となっているのだ。

 話題と言うか、論議となっているのはこの小説が「教師用のガイドブックで推薦図書に指定されるほど評価が高く、全米の多くの中学校が11、12歳対象の読書教材として使うようになった」(読売新聞12月17日付け朝刊)ことに対し、韓国系米国人や韓国系米国人の父母から「歴史的背景の説明がない」「模写が生々しすぎる」として教材使用の禁止を求める運動を開始したからだ。(読売新聞記事から)

 そうした反発を受けた作者の記者会見場では「なぜ従軍慰安婦の問題を取り上げないのか」といった質問が韓国人記者から相次いだそうだが、11歳少女とその家族の過酷な運命と、体験した戦争の悲惨さを題材にしたことだけが論点で、現在の政府間の対応や対日感情の道具にされてはたまらない。

 韓国人社会での「対日感情」は根が深い。日本が朝鮮半島に対して行ってきた植民地支配の歴史は、戦後60年以上過ぎた今も怨念に近いものを残しているのだろうか。

 しかし、今に戻って過日の世界大会に戻ろう。

 試合後、日本選手団にサインを求める韓国人プレスや日本選手団に記念写真を求める韓国の女性選手団、親しく語らう日韓の審判団、こうした触れ合いも多々見られたのも事実だ。私も韓国プレスのカメラマンと親しくさせてもらった。

 すべてが「厳しい対日感情」という構図では割り切れないものがあるが、国民感情という点で微妙なずれというか、温度差があるのも事実だ。個人的には親しくなれても国家を背負うとなればまた話は別ということか、このダブルスタンダードの考え方は日本人は慣れていない。

 民間レベルではますます韓国や中国、台湾とのつながりが深まり、音楽や映画、ドラマなどさまざまな文化交流が進んでいる。今一度市民レベルでの歴史観の見直しも必要だと思う。是々非々の考えなり主張をすることも大事だ。それは剣道の世界でも同じだ。

 世界の常識の中では、日本の沈黙の美徳は理解されにくいのだ。

 
 

 
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# by jdmn | 2007-02-23 16:59 | 独り言
  昨年12月の剣道世界大会で一緒だった千葉の青○さんが、先月結婚された。

 実家の畳屋さんを継ぐため目下修行中だが、剣道大好きな彼は新婚旅行先のマレーシアへなんと防具を持参したのだ。

 いくら剣道が好きでもそこまでやるかって、普通思いますが彼を知る私にとっては充分ありえる話です。

 世界大会観戦中にマレーシアの垂ネームを見つけた彼は、新婚旅行前にインターネットで事前調査を開始しました。

 現地の剣道関連の情報を見つけられなかったのですが、二刀流のことで書き込みをしていたマレーシア人にメールを入れたそうです。

 その結果、彼から彼の先生を紹介され、無事稽古ができるめどをつけることができたのです。

 新婚旅行の詳しい日程は知りませんが、土・日の二日間、夕方からの稽古に参加したそうです。

 マレーシアでは日本企業の駐在社員やその家族、現地マレーシアの子供たち、大人が日本人会の施設を利用して稽古しているそうです。

 道場はその施設の床張りのフロアー、六段の段位を持つ日本人の先生二人と五段のマレーシア人の先生が元に立ち指導されていたそうです。

 稽古は子供たち中心の時間が4時から6時。そのときの参加者は子供たちが約30人、半数近くがマレーシア人の子供たちです。

 大人は6時から8時まででやはり参加者は30人前後で、半数が現地の人です。その実力の程はわかりませんが、一般の大人でも7級という人がいたそうです。どうやら協会の資金集めのために頻繁に、細かく級ごとに昇級審査をしているらしいのです。

 その国の事情は様々、毎月の給料が数万円の国で3,000円の竹刀を使って稽古ってこともあるわけですから。まだまだマレーシア剣道協会も大変なわけです。

 こうして海外のいたるところで剣道の芽が花を咲かせ、世界大会という大舞台に出場するだけの実力をつけていくわけですね。その国の剣道事情に触れながらの新婚旅行は、楽しい思い出となったようです。

 
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# by jdmn | 2007-02-18 15:40 | 最新のニュース
 先日、読売新聞の記事のなかで見つけた話題をひとつ。「農業回帰で脳も刺激」の見出しに目がいった。近年、農業や田舎暮らしへの関心が高まっている。NPO法人「ふるさと回帰支援センター」の行った調査によれば(6都府県の住民5万を対象)、4割以上が「田舎暮らし」の希望を持っているという。

 特に団塊の世代の間では、田舎暮らしへの夢を実現したいと考える人が増えているという。「脳も刺激」の見出しの中身はこうだ。「スウェーデンのカロリンスカ研究所などで、75歳以上の776人を6年間追跡した結果、日常的に①体を動かす②頭を使う③社会参加するー高齢者が最も認知症になる率が低かった」と紹介している。

 剣道も同じ。手足、腰を使い、相手の動きを見ながら技をかける、こうした行為は先ほどの体を動かし頭を使うことと同じ。地域の道場や剣友会で稽古することは、一つの人的交流、社会参加でもある。

 こうした記事を見るにつけ、剣道はアンチエイジングの処方箋でもあると思うのだが。
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# by jdmn | 2007-02-12 02:38 | 健康
 中年の星、西澤ヨシノリ(41歳)ボクシング東洋太平洋王座の初防衛に失敗

 30日、東洋太平洋ライトヘビー級タイトルマッチ(後楽園ホール)で、王者の西沢ヨシノリ(41)は同級1位のヒース・ステントン(31)(豪州)に0―3の判定で敗れた。

 世界や日本のタイトルを含めた国内歴代最年長チャンピオンだった西沢が、初防衛に失敗した。国内の各マスコミは「日本ボクシングコミッション(JBC)は、11日に41歳になった西沢に対し、健康管理のための引退勧告も検討している」と、一斉に報じた。戦績は28勝(16KO)17敗5分け。

 実は西澤選手は、日本のプロボクシング界史上最高齢のチャンピオンだった(41歳・東洋太平洋ライトヘビー級王者)。今春、世界タイトルに挑むと宣言していたのだ。そのためにも今回の防衛戦は、何としても勝たなければならなかったのだ。

 ボクシング協会ではボクサーの定年は37歳と決められているが、チャンピオンの西澤は条件付きで定年延長が認められていたのだ。なんとその条件とは「負けたら引退」である。西澤には後がない。

 そんな彼の試合には、全国から中高年のファンが集まり、熱狂的に応援している。西澤の生き様と自らの人生を重ね合わせ生きる励みにしようというのだろうか。中高年ファンは彼を「中年の星」と呼ぶ。

 29日のNHKの番組でも紹介されていたが、スポーツ医学の専門医師によると、西澤の身体能力の分析を通して、中年になっても進化し続けているというから驚きだ。これも日頃のトレーニングの成果だろうか。

 毎日のランニングのなかでも3分の全力疾走を12回やる。試合と同じだ。筋力トレーニングも欠かせない。食事の際は左で食べる。そんな彼の左右の握力はほぼ同じ。腹筋や脚力、背筋は20代という。

 今年41歳の身体能力は毎年若くなっているというから驚きだ。専門の医師が言う。人間はどんなに年をとっていても鍛えればそれだけなんらしかの成長がある。
 
 ボクシングほど過酷なスポーツはない。その世界でひたすら自らを鍛え上げ、世界チャンピオンを目指していた西沢だが、惜しいかな判定負けである。倒されてKO負けならあきらめもつくが・・・。

 それはそれで彼の生き様は、私たち中高年の星であったことは間違いない。ひたすらトレーニングに打ち込む彼の姿は、けして忘れることはない。おっと、もしかしてまだ彼は挑戦し続けるかもしれない。あきらめるのは早すぎる。よくやった西澤。
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# by jdmn | 2007-01-31 00:49 | 最新のニュース
 私の稽古仲間であり、同様のリバ剣士のペンネーム左馬之助さんは、いつも貴重な剣道情報や感想をコメントしてくれます。ある日の飲み会で世界の剣道道場は、コムドー(韓国剣道)の道場が多いのか、そのあたりの事情について聞いたことがありました。

 世界の剣道事情について豊富な情報源を持つ彼のことですから、さっそくいくつかのコメントを寄せていただきました。以下にコメントを抜粋させて改めて紹介させてもらいます。

(コメントから)
 「丁度、元ベルギーナショナルチームのコーチをしていた後輩が、仕事で上京したので、質問しました。「ヨーロッパもアメリカも、いろいろな所に行きましたが、そういうことはない。」と断言していました。

 「ヨーロッパの国からは、財政的な援助を受けるため、GAISF(国際競技連盟連合)には、加盟して欲しいとの強い要望があったとのことです。やはり、援助の関係で、ヨーロッパの国でも、オリンピックへの参加を希望する国もあるとのことです。現状は、多くの国が否定的とか」

 「彼(情報源の友人)は、先日、イタリアから訪日した剣士と知り合いになり、4月に、彼がイタリアへ出張の際、イタリア人を指導してくれる様に依頼されたとか。会社の社長をしていて、ローマに個人の道場を持っているとのこと。単に剣道だけで、世界が広がるのは、素晴らしいですね」

 「世界大会の際、誰でもが参加できる稽古会に、日本人選手団が参加していなかった。」という話を聞いて、悲しくなりました。世界大会の目的の一つに、各国の剣士との交流というものがあると思います。世界中から集まった剣士は、一瞬でもいいから、日本人選手と剣を交えたかったのではないでしょうか。日本人のサインを求める人もいたわけですから」

 「世界選手権も、京都大会と同じ様なシステムにすればいいのではないか、とおっしゃる方もいますが、それもいいかもしれません。勝ち負けに、走らなくなる。貴重な機会をとらえて、交流をはかることが、剣道の普及につながると思います」

 「昨年、中国で初めての昇段審査が行われた際、訪中していた全剣連の会長が、中国人の剣士と稽古をしたという話を当時、北京に駐在していた後輩から聞いて、嬉しく思いました。きっと中国人にとって、いい思い出となり、中国剣道連盟を立ち上げてくれる機縁になるかと思います。日中友好は、剣道から」

 「商社に勤務する後輩が、アメリカ西海岸に駐在していた時、車を飛ばして、あちこちの剣道場へ、稽古に行ったそうです。中には「なんちゅう強いアメリカ人がいるんや」と、驚いたそうです。後で、わかったことですが、元アメリカ代表だったとのことです。
アメリカへは、日本の先生が、数多く、指導に行かれているようです。NYに駐在していた彼も、アメリカで、宮崎選手と稽古をしたと言っていました」

 「ヨーロッパに駐在していた後輩は、車に防具を積んで、イタリアの北からずっと南まで南下して、各地の道場で稽古をして楽しんだそうです。イタリアは、それだけ、全国的に稽古場があるということでしょう」

 「香港から、この間の合宿(会社の)に、参加した後輩がいました。香港では、お子さんと一緒に、剣道の稽古に励んでいるとのことでした。羨ましいですね。世界選手権への出場国で、一番交流があるのが、香港ではないでしょうか。近いだけに、海外駐在経験者は香港で稽古した経験が多いし、また、香港からも日本へ稽古をしに来ています」

 「10月(昨年の)には、ロシアチームが日本で合宿をしたとのことです。国を挙げて、強化しているのでしょうか」

 「警察官の後輩は、ブルガリアに駐在していた時、剣道を、少し稽古したそうです。警察官でも、海外駐在があるんですね」

 どうですか。凄い情報源ですね。ニューヨークの剣道クラブで稽古したことがありますが、また彼らと稽古がしたくなりました。
 左馬之助さんまた情報をお願いします。
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# by jdmn | 2007-01-29 16:18 | 独り言
 先週土曜日に私たちの道場へ稽古に来てくれたのは、剣道世界大会でごいっしょした2家族の小学生剣士3人でした。日頃、北区王子の道場で稽古されている彼らは素晴らしく元気な稽古振りで、当道場の子供たちにとってもいい刺激となりました。

 そんな彼らの親御さんからのお土産が、江戸最後の地酒「丸真正宗」でした。北区赤羽の岩淵にある小山酒造が造っているお酒です。23区内で唯一の酒蔵と言われております。東京都下には、まだ酒蔵はあるようですが、都内ではここだけです。

 130年の歴史を誇る小山酒造ですが、酒造りにはなかなか苦労されているようで、後裔者の育成が大変ということらしい。あえて香りを抑えた酵母を使うなど、作り方に酒蔵もとの工夫と苦労があるようです。「いくら経験者でも3年くらいかけてやっとうちの味が出せるようになる」と。小山社長。

 酒と言えば水、肝心の水は地下1,300メートルから湧き出て豊富で、水に困ることはないそうです。4代目の小山社長はなかなかのアイデアマンで、20種類あるお酒以外に最近は発泡酒に挑戦したといいます。

 実はこの話、今日お昼のラジオの放送で聞いた話です。ゲストになぜか小山社長が出ておりました。あの「丸真正宗」の話をしていると、聞いて思わずメモを取りました。発泡酒をぜひ飲んで見たいと思います。

 明日、赤羽へ行って買ってくるかな。
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# by jdmn | 2007-01-24 23:54 | 独り言
  21日に出直し宮崎知事選の結果が出た。そのまんま東氏が圧勝である。投票終了から何と3分で当確が出た。ある新聞は「瞬殺だった」と報じた。民主、社民両党や連合に加え、自民県連の一部からも支持を集めた元林野庁長官川村秀三郎氏に約70,000票差をつけた。自民、公明両党の推薦を受けた元経済産業省課長持永哲志氏には145,982票差、ダブルスコア以上の大差である。この選挙にはたいへん興味を持って見守っていたので、同氏の勝利は予想していたものの、この大差には驚きだ。

 新聞各社は、抜群の知名度を生かしたそのまんま東氏のしがらみのなさをアピールし、県内各地で無派層や幅広い年代に浸透したのが効を奏したと分析。実は具体的に言えば彼は官製談合に関係した職員の懲罰強化や内部通報制度の整備など入札制度改革を主張している。さらにはロケ地誘致、観光客誘致などわかりやすい政策を取り入れての財源捻出「単年度350億円捻出」など数値目標を盛り込んでの公約など、政策論争もリードしていたのだ。

 各政党は宮崎県民の官僚や政治家に対するウンザリ感をわかっていなかった。宮崎県都城市出身のそのまんま東氏が「宮崎を変えんといかん」と宮崎弁で演説するその姿は、タレントそのまんま東ではない。芸能人や著名人らの応援に頼ることなく、県内をくまなく回り、握手を繰り返す徹底した草の根選挙を展開した。この姿に宮崎県民は「この男はまじめで誠実だ」と意気に感じたのだ。

 他の候補者からも「芸能人やタレントが応援に来てくれたら、しょせんタレント候補というイメージになったのに」の本音も聞かれたという。確かに仮にタレント仲間が大挙して応援にきたらマスコミ、それも芸能担当者が押し寄せ本来の選挙戦の争点が、あらぬ方向へ行ってしまったろう。

 マスコミは地味な選挙戦に徹し、ひたすら走る同氏の選挙戦を見て泡沫候補と評した。保守分裂が要因としたマスコミの分析は、そのまんま東氏の本気度、情熱、集中力を知らない。彼は専修大学経済学部を卒業後、ビートたけしの一番弟子になり、たけし軍団のリーダー的存在だった。その間、タレント家業の傍ら脚本や小説の執筆にその才能を見せている。その一方でフライディー襲撃事件、16歳少女と関係を持ったということでの児童福祉法違反や後輩タレントへの傷害容疑で書類送検など、スキャンダルが多いのも確かだ。謹慎中に早稲田大学第2文学部への合格、2004年には同大政経学部政治学科へ再入学し、地方自治を専攻していた。この集中力、忍耐力、根性はそのへんの2世議員にはまねができない。

 当選を決めた彼が記者団に「宮崎県の夜明けの第一歩だ。重責をひしひしと感じている。これから私の真価が問われる」と語っていたが、まさにそのとおり。彼のブレーンがどの程度脇を固めているのかわからないが、彼のリーダーシップが忌憚なく発揮されることを大いに期待したいものだ。
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# by jdmn | 2007-01-22 11:07 | 独り言
 おそまきながら新年のご挨拶から。あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。あっという間に10日です。今年に入ってから3日の稽古始、先週土曜日からは通常の稽古日となり、もう正月気分はぬけましたが、皆さんはいかがお過ごしですか。

 稽古仲間の多くが今年、昇段審査を控えており、いっそう稽古に熱が入っております。六段、五段となれば今まで以上に厳しい審査内容が課せられるわけですが、それは承知の上でこれまで稽古に励んできたわけです。それでも審査に残念ながら落ちる人も出てくるのです。各自が昇段審査を控え、自らの課題を念頭に稽古に打ち込んでいます。いい結果を出したいものです。

 6日付け読売朝刊・投稿欄「気流」から

 当日「気流」のテーマは「今年にかける」でありました。何気なく目を通しておりましたら、「剣道具かついで東北へひとり旅」の題字に目がいきました。
 「新年の夢は、剣道具を肩に東北地方へ一人旅に出かけることである。中学教諭を退職して9年。以前から心に温めてきており、満を持しての旅になる。・・・・・・」

 投稿の御仁は福岡の小森さん、68歳である。素晴らしいではありませんか。本当に剣道が好きなんだね。「・・・・・・剣道を学んで60年。旅を通じ、自分の剣道が剣の理法の修練の集大成となっているかどうか確かめられれば、うれしいと思う。」と結んでいる。

 53歳の私がこれから何年稽古ができるだろうか、思わず考えてしまった。いやいや弱気は厳禁。まずは体力作り、健康管理です。そう考えるとまだまだ反省することは多い。飲みすぎ食べすぎ、メタボ対策不十分であります。今年も課題の多い年になりそうだ。

 今年はさらに「打ち込み」「かかり稽古」に時間をかけ、気を練る稽古につなげたいと思います。それと当サイトの「ほぼ毎日更新」を早く達成したいですね。一応目標に上げているのですが。

 

 
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# by jdmn | 2007-01-10 14:38 | 独り言
  ドーハでのアジア大会が終わった。金メダルの量産が期待された柔道だが、金8個のアテネ五輪から大きく後退し、過去最低の金4個に終わった。

 日本のお家芸と言われる柔道だけに寂しい結果となった。このニュースを受け、わずか3日目、剣道界にも激震が襲った。剣道世界選手権大会で男子団体戦で、日本はまさかの三位である。準決勝でアメリカに敗れ決勝戦進出ならずであった。

 大会のたびに外国人審判の判定に疑問を呈する向きもあるが、それはそれ。アメリカの実力は明らかであり、3勝2敗で日本を破ったアメリカの健闘を称えたい。

 柔道を例にあげて剣道を論じることは意味がないかも知れないが、少し感じることを書いてみたい。柔道の場合、有効、技あり、一本勝ちの判定で勝敗が決する。技あり2本の場合、合わせ技で1本である。

 そうしたルールの中、しっかり組んで1本取るのが日本の柔道スタイルだ。それに対して「組ませない、持たせない」柔道で挑んでくるのが外国勢である。相手の得意技を研究し、封じてくる。組み際の一瞬に勝機を見出そうと、必死で技を繰り出してくる。明らかに日本スタイルを意識した攻略法である。

 それに加えて外国勢の実力の向上である。世界に柔道が普及し柔道人口の層の厚さをみるかぎり、いつまでも日本のお家芸とばかりにいっていられない。

 剣道の場合はどうか。外国勢の剣道は身体能力の高さをフルに活かし、パワーとスピードの「力の剣道」を感じさせる選手は多い。剣道でよく言われるところの先の先、後の先といった理合いを感じさせる、というより打ちの速さ、強さが際立っている。

 特に韓国の代表選手は180前後の身長の高さを活かし、足さばきなどはステップを踏んでいるように前後左右と動く。振りの速さ、強さは相当なものだ。攻めとなれば、手数の多さは半端ではない。韓国勢に竹刀を打ち落とされる選手が何人もいた。


 団体戦は残念な結果だったが、個人戦では圧倒的な強さを印象付けた。決勝まですべて2本勝ちで勝ち進んできた日本勢には、これぞ日本の剣道というべき美しさと強さが感じられた。繰り出す技の一挙一動に会場が沸いた。北条選手と田中選手の決勝戦では、思いっきりメンに跳んだ田中選手に対して、見切ったように素晴らしいドウで応じた北条選手の1本勝ちとなったが、日本選手団の戦いぶりは世界の多くの剣道ファンを魅了したことは間違いない。

 
 
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# by jdmn | 2006-12-18 14:52 | 剣道世界大会